私も本年で60歳を迎える年になった。3年くらい前から60歳を節目と意識する様になったのは、サラリーマンの先輩たちから聞く話によると、役職定年になったとか、会社を定年になった途端に処遇が期待されてないと感じているとか・・・。同年代と一緒に飲めば必ずと言っていいほど肴の話題といえば定年、老後と健康に関することだ。客観的に見れば滑稽な風景だと思う。

しかし、その滑稽さを楽しんでいるのも事実だ。話は変わって、世にいう老人クラブの入会年齢は60歳、私と同年代には会員は存在しない。当然といえば当然で、まだまだ老け込むような歳ではないし、自分自身を老人と認めている友人も知らない。おかしなもので、定年やら、健康やら、老後の話題はするが、そんな自分を老人とは認めたくはないということか。多分、永遠に認めたくはないと思われる。笑
私は、誕生日とか、何周年とかあまり意識せずに生きてきたが、たまたま節目にイベントが遭遇することもある。43歳で社長を引き継ぎ、事業も紆余曲折しながら進んできた。いつかはこんな会社になりたい(ならねばいけない)と50歳も半ばで事業展開を定め変えてきた結果、取り組むべき仕事と社名の齟齬が生まれ、昨年度より社名変更のための準備を粛々と社内で進めてきた。それが今年になりそうなのである。還暦の年に社名変更という、ちょっと遅いかもしれないが、これは私の個人的なタイミングであって、スタッフの皆さんの年齢には関係なく、会社を見つめ直し、リスタートとなる一年になる。
(ちなみに社名変更のご案内は全ての準備が整い次第正式にいたします。)