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社長コラム

褒められて育つ

掲載日:2025/09/02
更新日:2026/01/08
J.MIZUNO

 少年野球の指導を始めて25年以上経つ。本当に長いことやったものだと思う。この25年の間に様々なことが変わったと感じる。少子化と運動能力の低下だ。少子化については言うまでも無い。まさに目に見える形で減っているのが実感できる。運動能力については、基本的な走る、飛ぶ、投げるをはじめとする動きが以前と比べて悪くなっているし、体の柔軟性も低い。現にスポーツ能力テストでは年々数値が悪くなっているのだ。外で遊ぶ子が少なくなったように、生活様式も変わったせいだと推察する。それで今回の話題にしたいのが、指導方法である。かつては、できなければ運動場を何周も走らせたり、時には罵声も浴びさせたこともあった。厳しく指導することが鍛錬だと育った大人たちがそのまま指導していたと言うことである。私も多分にもれずお恥ずかしながら最初の10年間くらいはそうしていた。

 現在はスポーツ科学もかなり発達しており、体の骨格や関節の動きや、それに伴う筋肉の動かし方もテクニカルにわかるようになってきた。弊チームでも数年前よりフィジカルトレーニングをみっちりとこなしている。打つ、守る、走るの初動の関節の動き方を指導するのだ。気付いたことは、スポーツは全て共通している関節の動きがあることが理解できてきた。(この知識で私のゴルフ練習にも生かされている。とはいえ、結果が出ていなのだが。笑)

 もう一つ大事なことは、精神面でのフォローである。怒るよりも褒める。上述したフィジカルトレーニングでも最初はなかなかうまくいかないものだ。それをできないじゃないかと言うことではなく、最初はできないのが当たり前だから一緒に頑張ろうと励まし、少しでもできたならできるようになったね。凄いじゃん。と褒める。これを子どもに大袈裟くらいのゼスチャーで伝える。こうすることで子どもには笑顔が自然と湧き、次にもっと頑張ろうということになる。チームの雰囲気もよくなるものだ。これは指導者の意識改革が無いとできない。叱られ、罵られ、厳しく指導された我々世代の真逆の行為を変えるには常に意識しないと変わらない。同時に、チーム方針を指導者と父兄にも共有する。チームも最初はうまくいかなかったが、結果が出るにつれ定着してきたように感じる。

 最後に、このことは経営の現場でも同じだと感じる。一つは科学的に経営すること。次に出来ないことよりも出来たことを讃える。私は褒め上手ではないが気をつけたいものだ。