2月22日の株価が34年ぶりに最高値をつけた。これはこれで喜ばしいことではあるが、上場企業の平均株価であって、まだまだ巷の景気は実感がないのが現状である。いつの時代も今が通過点でこれからどうなるかは誰にもわからない。

最近の思うところは、もしかして巷の人々の“時間が大企業から、あるいは首都圏から順に吸い上げられてる”のかと思えてくるのだ。従来は時間とお金は比例するものなのだが、今は、お金が増えないからスピードを求められるかもしれない。昔よりもやるべき事が細分化され、それに伴う業務も格段に増えたような気がする。スマホの普及でどこでも連絡が取れるようになり、LINEでは既読という監視装置までついている。なんとLINEの1日あたりの利用率は全ユーザーのうち86％だそうだ。交通の面では、主要道路の開通で便利が良くなり、リニアも完成は遅れるだろうがいつかは開通する。東京、名古屋間は45分で相当首都圏からは近くなるものだ。今後はICTとか生成AIとかさらに便利になり、時間も早くなっていくのだ。効率化しているのに業務は増え時間がないという矛盾が起きているのだ。

ただでさえ、東京の方たちの時間感覚は地方とは比べ物にならないくらいに速い。当たり前のことだが日本のビジネスの中心で、ほとんどのことが東京で決められ地方に流れてゆくからだ。

とはいえ、その流れに抗うのではなく、我々も効率的に時間を使える習慣やスキルを身につけないといけないのだ。事業運営の利益循環とともに個人的にも時間循環のために知恵を絞り、自分の時間に投資できるようにしたいものだ。