
セカンドオピニオンとは医療用語で、医師の診断や治療法について、患者が別の医師の意見を求めること。とあります。我々は他人の意見には耳をかさず、医師の言葉を鵜呑みにし、信用しきっているところがあります。当然ですよね。専門家ですから。しかし、医師の診断(見立て)どおりに治療を続けても治らない。さらには、ますます悪くなっているケースの話もよく耳にします。その段階ではじめて見立てをした医師への不信感が発生し、他の医師への意見も求めたくなります。そこでセカンドオピニオンという選択肢が生まれます。
それでは会社という“生き物”の場合はどうか?医療における診察の数値や現在の状態を会社の状態、すなわち試算表や決算書等がそれに該当する。そして、医師の役目が決算書を見ることができる会計士と銀行といったところです。社長は患者かもしれません。
我々が営業の現場でよく出くわす言葉は「予算がない」という類の言葉です。(ここではこちらの提案内容の良し悪しでの断り言葉ということは脇に置き考えたい。)いわゆるお金がないというのはどういうことか?①資金繰りに困っている②今お金を使っていいのか判断できない③経費と投資の利益循環の考え方の相違等。いずれにせよ会社は生き物です。お金を使わなければ(投資しなければ)お金が入ってきません。正しい判断をしたいものです。
そこで会社のセカンドオピニオンです。別の会計士に診断(見立て)してもらう。あるいは複数の銀行さんにセカンドオピニオンの主旨をつたえて診断してもらう。非常に大切なことだと思います。会社の決算書を他人に見せるのは抵抗がありますが、“会社の健康”のためには第三者の専門家の意見やアドバイスをもらうことは自分の経験からも実感しております。
数字は変わらないが、見立ては変わる。
サルも木から落ちる。(専門家も社長も判断を誤る)
転ばぬ先のセカンドオピニオン。
J.MIZUNO