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社長コラム

デザイン経営という施策を経産省が推奨していた。

掲載日:2023/08/08
更新日:2026/01/17
J.MIZUNO

経済産業省特許庁は2018年に「デザイン経営」宣言の報告書を公表した。この件を私は最近知った。

要は、デザイナーの持つアプローチを経営の中に取り入れようというものである。

そもそもデザインとは何か?対してアートとは何か?見た目のクリエイティブさをデザインというものではなく、デザインはまずは相手(人)ありきで、その相手の課題をどのようにに解決していくかのプロセスがクリエイティヴであり、よってアウトプットされるものもクリエティヴとなるのだ。アートとは自分ありきで、自分の好きなことを追求する活動である。結果、共感を得るという面ではデザインもアートも同じであるが、アートは決して共感を求めてやるものではないと個人的には思っている。

弊社への採用応募でよくあるのが、グラフィックデザイン、WEBデザイン、イラストが描きたい等の動機があるが、このケースはほとんど見た目のことをデザインと勘違いしているらしい。デザイン制作に入るまでの“見えないプロセス”をすっ飛ばして方法論に走る(とりあえず制作してみる)というケースで、できあがったモノは薄っぺらで、効果が期待できないものとなることが多いのだ。たぶん、こういうケースが経営の現場でも起きていることで、だから今こそ“デザイン経営”思考が必要だと思う。

上記の繰り返しになるが、デザインとは何のためにあるのか?それは相手(人)のための問題解決である。それぞれの会社では①販路開拓②新規事業③人材不足④理念やビジョンが社内に伝わらない等々の課題がある。それを入り口に課題の洗い出し、目的、これからどうしたいか(誰に、何を、どうして欲しい)等をヒアリングから導き出し、整理し見えるカタチにするところから始まるのだ。そして企画書というカタチにまとめる。それから様々な方法が浮かび上がるというものだ。だからデザインって結構手間がかかるのだ。このような思考やプロセスを経営にも取り入れようとするのがデザイン経営である。