今年初めてのマネジメントゲーム研修が開催される。通称MG研修。継続的に行っているのは、基本方針である①行入、まずやってみる ②理入、理解する ③行入、またやってみるの繰り返しが経営には大事だということをゲームを通じて思考を変えていくというものだ。チャレンジして、何ができなかったのかを認めて、次どうするかを考え、またチャレンジしてみる。MGが効果的なのは1期(通常の経営は1年で1期)を2日間で5期経験できることだ。しかも、売り上げ上位から各期相手が変わることにある。ビジネスが順調に伸びれば、競争の土俵が変わる。競争相手も変わる。市場のルール(やり方)も変わるのだ。

たまたま売り上げが上がって卓が変わると、その上位卓には経験のある猛者がいて、売れない、買えないとなり、何も成果が上がらないということはよくあることなのだ。
近年はゲームチェンジというワードをよく見聞きするようになった。世界の政治や経済情勢、気候変動、AI技術の発展などにより、消費者の生活様式や購買パターンも大きく変わる。ビジネスも従来の枠組みの中での営業の仕方が崩壊し、新たな枠組みに切り替わることだ。今までのやり方が崩壊するというのは大袈裟かもしれないが、それを前提として劇的に変わろうと覚悟し、チャレンジした者だけが上位のステップ(市場)に行けるということだと思う。弊社では2017年に大きくゲームチェンジした。印刷会社が儲けの源の印刷機を処分したことだ。当時は大変苦しんだが、今はどうなった?後悔どころかチャレンジして良かったとつくづく感じている。ゲームチェンジというとアップルやテスラ等々の世界規模で世の中を変えることだと言われるが、小規模でも今までの枠から飛び出してチャレンジすることがゲームチェンジの始まりだと思う。会社もそうであるが、個人個人にもゲームチェンジの思考をお勧めする。