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社長コラム

お得だから買うは本当にお得か?

掲載日:2022/11/08
更新日:2026/01/17
J.MIZUNO

 コロナ禍の地域プレミアム商品券は10,000円で13,000円の購入ができるお得な施策だ。購入制限はあるものの、家族や知り合いの分をかき集めれば結構な利益が出そうだ。ちなみに10万円分購入すると3万円がお得になる。100万円で30万円。ここまでやる人はいないと思うが、私の身近でも結構な額を集めた人がいるが、結局は期限があるから最後は駆け込み散財して終わりということに。うちのお袋が地元のドラッグストアのゲンキーで安いからと言って食料を(少量だが)買ってくる。結局は冷蔵庫の中で賞味期限を待つことになるのだ。なんで買ったのかを聞いてみると、安いからだそうだ。

 お金の使い方には3つのパターンがあると聞いたことがある。①消費②投資③浪費である。これに当てはめると消費とは“必要だから”買う。投資とは“元手を増やしたい”から買う。浪費とは“衝動買い的”なことか?安いから買うは目的ないので浪費と部類に入るであろう。地域プレミアム商品券は一見“投資”のようにも見えるが、目的が単なるお得感だけであるから浪費となるようだ。

 企業財務の問題の一つは“在庫”であって、キャッシュをモノに変えて売れるまで社内で寝かせることで、要は販売して入金するまでは”死んだお金”となってしまうのだ。売れれば良いが在庫期間が長過ぎるほどプライスダウンして売るか、最後は廃棄という結末になるのだ。結局は損をすることになる。これはプレミアム商品券を必要な消費ではないことに使い切ることや、家庭の冷蔵庫内で賞味期限を迎えるに等しい。