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制作実績

WEBサイトおよびWEBコンテンツの企画制作

株式会社 市駒製網 オフィシャルサイト制作

#企業イメージの確立#コンテンツ制作
クライアント:株式会社 市駒製網様
https://ichikoma-seimo.co.jp/
掲載日:2025/05/20
更新日:2025/06/05

企業の「人となり」をていねいに伝えるオフィシャルWEBサイト

 60年余りにわたって製網業を営まれている市駒製網様。
簡便なウェブサイトを保有されていましたが、企業の顔となり、人材採用の助けとなるオフィシャルサイトを作りたい、とのご依頼でお手伝いさせていただきました。

    

社長交代のタイミングで伝えたい、「変わらないこと」と、「変えないこと」。

                 

ご相談をいただいたのは、2代目から3代目に社長を交代されてまもなくのことでした。
社内的に新しい体制となり、これからの自社のありようを内外にきちんと伝えたい、という思いも強くありました。

同じ原糸を使っても同じ網は作れない。まぎれもない手仕事の結晶。

ヒアリングでお伺いしたのは、大手メーカー製造の安定した品質の同じ原糸を使っても、いつてもどこでも同じ網ができるとは限らない、ということ。
一般的な括りでは工業製品にあたるものですが、よい網はよい職人のいる工場でしか作れず、その作られ方はどちらかといえば「工芸品」に近い。
そこで、実際にそこで働いている皆さんの作業写真を多く掲載し、サイトの見せ方として、その「手仕事感」を伝えるものにしました。                        

「網」が人の命をまもってきた。       

「網」を使って魚を獲るという漁法は遥か縄文時代からあったそう。一方で、近年はスポーツ観戦者の安全をまもる防球網などが、それまでの金網に変わって多く世にでており、市駒製網の防球網がグローバルで活躍していることもお聞きしました。そこで、そんな網の役割を見つめながら丁寧な手仕事で高品質な網を作り出している市駒製網の姿勢をサイトのコンセプトとし、ブランドイメージの醸成に重要なトップページのリードコピーにこめました。      

はたらく場の「リアル」を伝えたい。      

昨今の採用の難しさはいわずもがな、採用する側にもされる側にもデメリットでしかない人材のミスマッチはせめて少なくしたいものです。
そこで、どういう人なら楽しく働けるか、あらかじめ市駒製網にマッチする人材像をサイトに掲載することにしました。

さらに、実際に仕事をされている方に、日々、どのような気持ちで仕事と向き合っていらっしゃるかをアンケート。
働き始めてからの毎日をイメージしてもらえるように配慮しました。

どんな仕事をしているか家族に伝えることができた。

サイトがオープンして以降、取引先様から好評を得ただけでなく、「どんな仕事をしているか子どもに伝えることができました」と従業員の方から言っていただけたとも伺いました。
サイトに皆様の働く姿をリアルに掲載することは、これからの採用だけでなく、いま仕事をされている従業員の皆様の働きを認めることにもなるのだなと思いました。

credit

Planning / Copy /Creative Direction : Megumi Makihara
Design/ Photograph : Kensuke Yamamoto
Special support : Naoko Adachi / Rin Sato

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