
SNSの運用を始められた経緯はどのようなものだったのでしょうか?
元々SNSに力を入れるきっかけになったのはコロナ渦でした。既存の媒体に広告を出すとなるとまず申し込みをして、掲載日は数ヶ月後、その間に記事、写真準備、校正になります。コロナの影響で数ヶ月後にどうなっているかもわかりませんでしたし、世の中に出るタイミングと今伝えたいことのタイミングが合うか合わないかというのも難しいところでした。
そこで他の媒体を考えたときに、SNSで自社のアカウントがあれば好きな時に出したい情報を出せて好きに引っ込めれることに気づいたんです。その特性をうまく活用したいと思ったのがきっかけですね。
SNSの運用サポートを弊社に依頼された経緯を教えてください。
発信するにもまず、自分のところのアカウント育てないといけないよね、と。一度、東京の会社に委託もしたことがあって。でもやっぱり地元をよく知っているところではないと結局うまく回らないと感じたんです。じゃないと運用が難しい。では地元の会社で、となった時に頼もうと思ったのがミデコさんでしたね。
実際に依頼してみていかがでしたか?
SNSに関しては年齢の部分が結構大きいな、と思っていて。年齢=感覚、センスというんでしょうか。観光協会のスタッフは全体的に年齢層が高いので…。我々が考えるSNSだとか、流す内容だとか、多分今のSNSで「バズる」ということに対してマッチできるかという疑問があって、その点ミデコさんには若いスタッフさんの感性や感覚を使って運用できる部分はありがたいなと感じています。

昨年、Xのリニューアル企画も併せてご依頼いただいた理由をお聞きしてもよろしいですか?
Xのリニューアルは課題というより、インスタとは違う層へのアプローチできるものとしてXを育てたい、と思ったんです。今までインスタに荷重を置いてきたんですけれど、運営側の仕様変更もあって使いづらくなってきて。インスタがこれからどうしようか、というタイミングになったので、Xも同じように力を入れてみよう、と。特性もユーザー層もインスタとは異なるので、新規層にアプローチできると考えました。
イメージキャラクター作製の提案内容を聞きいた時の印象を教えていただけますか?
キャラクターの提案を最初にもらった時は、自分も含めて正直ポカン。想定外の提案に初めはみんな理解ができてなかった、というか。ただ、どうなっていくんだろう、という感情が大きくて、何か新しいことをやるんだろうな、みたいな。どういうものができるんだろうという期待感がありました。
ミデコさんと絡みがなければXでキャラクター作るとか、ああいう設定になるとかはなかったでしょうし、やっぱり、観光協会内だけだったら生み出されなかったと思いますね。
SNSの企画を含め、弊社からの提案は期待通りになっていますか?
デザインは作る人によって癖があるんです。最初に出てきたものに引っ張られやすくて、たとえそれがこっちの意図していないものだとしてもそこから変えることは実は難しいんですけれど。ミデコさんはこうしたい、こういうことを考えてこういうデザイン、企画にしたいと伝えるとちゃんと意図を汲んだものになって返ってくるんです。発注する側の気持ちとしてはこちらのイメージにすぐ合わせてくれるので頼みやすいと思います。
弊社との仕事で印象に残っていることを教えていただいてもよろしいですか?
やっぱりミデコさんとの仕事は一緒に作っている感がすごくありますよね。何かを思いついたときに困ったときに言いやすいです。こっちの意図と求めているもの、欲しいものに寄り添ってもらいながらアウトプットできるところがすごくあると感じています。何か新しいことを始める際に相談したいと思います。

現在も継続でSNSの運用をご依頼いただいていますが弊社に期待していることはありますか?
なんかめちゃくちゃバズってその写真の場所に多くの人が来た、みたいな。まだそんな現象はまだ起きていないので、今後に期待しています。もちろん狙ってバズるものじゃないし、予想外のものがバズることもあると思います。ただそういうことが起きるのを願ってはいますね。
よろしければ今後の展望などお聞かせ願えますか?
SNSで目指しているのは、接点をいかに増やすか。できるだけ多くの人と常につながれるものを持っておきたいですし、届けたいものを届けることができるものにしたいです。特性に合ったそれぞれの層に届くような媒体に。接点を増やして、見ている人たちにとって、有益で繋がり続けたいと思ってもらえるものを一緒に作っていきたいですね。