
それは2007年だったかと記憶している。「水野さんの会社規模なら社内報はいらないんじゃない?」と社員数60名くらいの会社のA専務から言われたことがある。私より年下のA君から上から目線で言われたので記憶にはしっかりと覚えている。現在はどうなったかというとA専務は会社をやむなく売却し個人事業をしている(らしい)。弊社の社内報は2025年4月で186号を迎えた。毎月発行だから実に15年以上続いていることになるのだ。
その時私はこう答えた「小さい会社こそ必要なんだよ」と。彼は納得がいかない表情をしていた。小さい会社は個々のモチベーションが大きく仕事に左右するから、お互いの考え方や思っていることをを知ること、業務以外(今となっては業務の一環であるが)のことにも全員で取り組むことが必要なんだと。また、我々の仕事は自分の考えや企画を文章にすること、記事のネタのためにアンテナを張るってことも目に見えない重要な要素だと思う。そして、モノコトを継続するということが会社全体のパワーにつながると信じているのだ。