
先日『B級観光地』という本を読んだ。ほとんどの地域がおらがまち自慢をしているが実はそれは自分たちが認識しているだけで他者には支持されていない。一番印象的なのは地区大会があったと仮定したらそこで勝てるかどうかを考えてみるのがいいという。
観光の世界大会だったら、パリ、ニューヨーク等々、日本からのエントリーはTOKYOか京都、富士山くらいか。アジア大会では、東京、京都、富士山、北海道、大阪、沖縄、日本全国大会では、それに九州各県、云々。中部大会なら、金沢、富山、高山、下呂、静岡、伊豆、伊勢志摩。まだ蒲郡は出てこない(泣)東海三県大会だったら、蒲郡の出場はできるが勝負になるか疑問。愛知大会なら、名古屋、犬山、知多半島、日間賀島、篠島、蒲郡、渥美半島、奥三河・・・。
海があり、温泉あり、交通の便も良い等々の条件を加味したら勝負になりそうだ。
蒲郡は世界大会を目指してはいけないのだ。アジア大会も目指してはいけない。インバウンドもいつかは成り立つ日が来るであろうが、アジアの人たちが蒲郡を旅の着地点として目指してくるのは考えにくい。全国大会も同様。それよりは地道に愛知大会を中心に地域の良いところを生かし、磨き上げることにエネルギーと時間を集中させることが東海三県大会につながるし、中部大会へもつながる。
この考え方は我々の業務にも通ずる。まずは自分の戦える土俵(市場)をちゃんと認識して然るべき戦略、戦術を立てることが大切だと思う。それはMG研修でも学んでいることであるが、会社の規模が変われば戦う市場も変わる。新しい市場に押し出されれば、今までそこで経験を積んでいる会社にこてんぱんにやられるのだ。それが通り道。
J.MIZUNO