
腹が立つ!悔しい!みじめな思い!バカにされる!無下にされる!ふざけるな!とんでもない!見くびるなよ!コノヤロー!
…………………………………………。空しい。
いきなりのマイナス言葉から始まった今回のテーマ「意地とプライド、そして理念経営」
印刷業界の外から見ると、なんとこの業界度の低いことよ。お客様に何もかも指示される。金額、スケジュールと納期、そしてデザイン指示もされる。さらに納品代行まで無償を突きつけられる。印刷物発注者からは「だって云えばやってくれるんだもん!競争させたら勝手に値段も下げてくれるんだもん。」という声が聞こえてくるのがはっきり分かる。
市役所から競争見積りのFAXだけが届く。予算金額は○○万円です。「よし。普通は予算自体が金額見積りなのだから今回は予算表示してある。いいであろう。」しかし、しかしだ。“判断基準はその予算○○円の中でデザインと印刷枚数が何枚用意できるか”である。ということは実質デザインコンペと金額見積りのダブル競争見積りなのだ。デザインレベルと金額は比例するのだ。印刷枚数と金額も比例して高くなるのだ。なんだこの依頼は…?
舐めてる。完全に舐めてる…。
意地とプライドというが二つの意味は違う。意地は「心魂、自分の思うことを無理に押しとおすこと」プライドは「誇り、自尊心等」である。理念は我々の会社のプライドそのものであるし、迷ったときはそこへ戻るべく指標である。
“飼い犬に噛まれる”……これはやめとこう。噛む方も噛まれた方も痛い。喧嘩はしたくないし、どちらも嫌な気持ちだけが残る。逆転の発想はそうだろうか?“飼い主を飼う”……これはちょっといいかも。現実には極度の愛犬家が存在していて、飼い犬が家族以上の待遇を受けていることもある。正に犬に支配されている状態だ。
そろそろ今までのような“黙っていても餌をくれる飼い主”からの自立の時ではないだろうか。我々には人と違うことを伝えるという意地もあるし、他よりもデザインがよいというプライドもある。そして、人に響かせて行動してもらうという立派な理念もあるじゃないか。
J.MIZUNO