
真田丸に学ぶ歴史探訪のセミナーに参加したことが『孫子』を読むきっかけとなった。紀元前の中国最古の兵書である。であるが故、武田信玄やドラッカー、そして現代ではMicrosoftビルゲイツ氏やソフトバンク孫正義社長も孫子に感化され経営に生かしているという。なんと。そんなこと知らなかった。しかも、
「一曰道、二曰天、三曰地、四曰将、五曰法」
という最初の節が刺激されたのだ。
現代の経営に言い換えるならば一番大切なのは経営理念なのだ。原文訳は「道とは、民をして上と意を同じくせしむる者なり。故にこれと死すべくこれと生くべくして、危わざるなり。」現代訳は「道とは、人民たちを上の人と同心にならせる政治のあり方のことである。そこで人民たちは死生を共にして疑わないのである。」とある。実に深い。理念をはじめ五つの事を深く理解しているものは勝ち、理解していないものは勝てないというものだ。
孫氏に関する書はたくさんあるが、講師のオススメは岩波文庫の『孫子』で原文、意訳、現代訳とあり、他の書籍の中には作者の意向で現代訳され、意味が変わって伝わるものもあるようだ。だから岩波文庫のものが良いということだ。
『三国志』『水滸伝』『楊令伝』等の中国戦国物に登場してくる将軍は全てこの兵法を用いていることがわかり、非常に興味深く読んでいる。
J.MIZUNO